神である主が義と賛美とを全ての国の前に芽生えさせる ー イザヤ61:11

愛する者よ、あなたの魂が恵まれているように、あなたがすべての面で恵まれ、健康であるようにと祈っています。 第三ヨハネ 二節

ヘブル10:38~39

2015年07月12日 00:21

わたしの義人は信仰によって生きる。もし、恐れ退くなら、わたしのこころは彼を喜ばない。」私たちは、恐れ退いて滅びる者ではなく、信じていのちを保つ者です。

アメリカの退役軍人であったハロルド・ラッセルは、以前に映画出演の経験がまったくありませんでしたが、『我等の生涯の最良の年』に出演してアカデミー助演男優賞と特別賞を同時に受賞しました。この映画は、第二次世界大戦に参戦した勇士たちが、それぞれ家庭へ戻り社会に適応し出ていく過程を描いたノンフィクション映画です。ラッセルはこの作品で、戦争中に両手を失ってしまい、家へ帰って来てから船乗りとして働く傷痍(しょうい)軍人の役を引き受けました。元々ハロルド・ラッセルは、俳優志望ではありませんでした。事実彼は、空輸部隊員として第二次大戦に参加し、砲弾に当って両方の手を失い、本当の傷痍軍人となってしまったのです。初めに彼が両手を失った時は、「私は今や使いようのない人間だ。」

「私は世で生きる価値のない人間だ」と、ひどい絶望感に打ちひしがれていました。

しかし、しだいに心を立て直し始めるようになりました。失ったものよりも、まだ持っているものの方がもっと多いということに気づきました。「二つの手は失ったけど、まだ丈夫な二本の足があるじゃないか?二つの手は失ったけど、まだ目と耳はしっかりついていて健全ではないか?」この事実を悟るとすぐ、病院へ駆けつけました。そして義手を付けて、涙ぐましい努力の果てにタイプを打つ方法に慣れるようになりました。彼は早速、祈りながら自分の人生の歴程を文章に書き始めました。この文章が世に知られるようになり、映画になったのがまさに『我等の生涯の最良の年』という映画なのです。ラッセルは不具のからだで映画に直接出演し、渾身の力を注ぎ出し力作を作りだしました。彼はこの映画を通し、全世界の傷痍軍人に慰めと勇気を与えた功労により、アカデミー助演賞に、特別賞まで受賞したのです。

ある記者が彼に尋ねました。「あなたの両手がないその身体的な制約が、あなたを絶望させませんでしたか?」すると、ラッセルは「違います。私の肉体的な障害が、逆に私にとって一番の大きな祝福となったのです。失ったものより、私に残っているものに対して神様に感謝する時、失ったものの十倍くらい補償されるようになります。」と言いました。

そうです。神様は私たちの祈りを聞かれて、私たちの苦境を顧みてくださり、私たちが失ったものよりも何倍もの恵みを更に与えてくださるお方なのです。 -純福音家族新聞(ソウル)