ヨシュア1:5~8
5 あなたの一生の間、だれひとりとしてあなたの前に立ちはだかる者はいない。わたしは、モーセとともにいたように、あなたとともにいよう。わたしはあなたを見放さず、あなたを見捨てない。
6 強くあれ。雄々しくあれ。わたしが彼らに与えるとその先祖たちに誓った地を、あなたは、この民に継がせなければならないからだ。
7 ただ強く、雄々しくあって、わたしのしもべモーセがあなたに命じたすべての律法を守り行え。これを離れて右にも左にもそれてはならない。それは、あなたが行く所ではどこででも、あなたが栄えるためである。
8 この律法の書を、あなたの口から離さず、昼も夜もそれを口ずさまなければならない。そのうちにしるされているすべてのことを守り行うためである。そうすれば、あなたのすることで繁栄し、また栄えることができるからである。
モーセの後を継いだヨシュアに向かって、主が宣言しました。
ヨシュア1:5 あなたの一生の間、だれひとりとしてあなたの前に立ちはだかる者はいない。わたしは、モーセとともにいたように、あなたとともにいよう。わたしはあなたを見放さず、あなたを見捨てない。
主なる神様は、いつまでも私たちと共におられるお方であります。モーセがイスラエルの民たちを率いてエジプトを脱出する時、前方は紅海の海によってふさがれ、後方にはパロの率いるエジプトの軍隊たちが攻め入ってきて、挟みうちになってしまいました。モーセの導くイスラエルの民たちは、前に進むにも後ろに引くこともできない、絶体絶命の危機に陥りました。その時、主はモーセと共にいてくださいました。主が絶体絶命のモーセに命令されました。「イスラエル人に前進するように言え。あなたの持っている杖を上げて、手を海の中にさし伸ばしなさい。」「海を分けて、イスラエル人が海の中の真ん中のかわいた地を進み行くようにせよ。」主の命令にモーセが従順して、杖を上に上げその手を海の上に差しのばすと、主は一晩中強い東風で海を退かせ、海をかわいた陸地とされました。それで、イスラエルの民たちは紅海の海の真ん中のかわいた地を進んで見事に紅海の横断に成功したのでした。そして、彼らの後を追ってやってきたエジプトの軍隊が紅海の海の水の分かれた乾いた地に着いた時、再び主がモーセに命令しました。「あなたの手を海の上に差し伸べ、水がエジプト人と、その戦車、その騎兵の上に返るようにせよ。」それで、モーセが主の命令に従うと、海の水が元に戻り、エジプトの軍隊たちは紅海の海の真ん中に投げ込まれ、ひとり残らず死んでしまったのです。これら主による大いなる御力の現れた光景を見たイスラエルの民たちは、全て主を恐れ、また主としもべのモーセとヨシュアを信じたのでした。
このように、主はいつも主を信じる人たちと共におられるのです。
イザヤ41:10恐れるな。わたしはあなたとともにいる。たじろぐな。わたしがあなたの神だから。わたしはあなたを強め、あなたを助け、わたしの義の右の手で、あなたを守る。
私たちと共におられる主は、私たちの全知全能でおられる神であります。主は私たちを強め、私たちを助け、義の右の御手によって私たちを守ってくださる頼りになるお方であるのです。
マタイ1:23 「見よ、処女がみごもっている。そして男の子を生む。その名はインマヌエルと呼ばれる。」(訳すと、神は私たちとともにおられる、という意味である。)
イエス様は、私たちと共におられる、インマヌエルの神様で、この世の終わりまで、いつも私たちと共にいてくださるお方なのです。
マタイ28:20見よ。わたしは、世の終わりまで、いつも、あなたがたとともにいます。
どんなに苦しい環境の中に置かれていたとしても、どんなに辛い立場に置かれていたとしても、いつも私たちと共におられ、私たちを強め、私たちを助け、私たちを守ってくださる神様、イエス様をいつも信じて、頼り、従順して、すべてのことに勝利なさるみなさんでありますように、主の御名でお祈りします。
②強くあれ。雄々しくあれ。
ヨシュアと共におられると言われた主は、また彼に “強く、雄々しく” あるように命令しました。
ヨシュア1:6 強くあれ。雄々しくあれ。わたしが彼らに与えるとその先祖たちに誓った地を、あなたは、この民に継がせなければならないからだ。
主は、以前モーセを通して誓った、東はユーフラテス川から西は地中海に至るまでの土地をヨシュアとイスラエルの民たちに継がせるために、「強くあれ。雄々しくあれ。」と命令したのです。
モーセの率いたイスラエルの民たちは、途中で荒野の土地に食べ物も水もないために、モーセに不平不満をつぶやいてしまいました。それで、主がモーセに杖を取って、民たちの前で岩に命じて岩から水を出させるように言いました。そして、モーセは民たちに怒りながら、杖で岩を二度打って、たくさんの水を湧き出させて、民たちに水を飲ませましたが、そのために主は、モーセとアロンとイスラエルの民たちに約束の土地を与えることを止めてしまいました。
主は、主に対して不平不満を言う人を祝福しません。すべては主が主管なさり、導かれるということを悟ることができないで、主を信頼せず、主に不平不満をこぼす人を主は祝福されません。私たちはいつも主に頼り、聖霊充満となって進んでいくならば、どんなに辛い環境であっても、勝利し打ち勝つことができるのです。
主は、ヨシュアに約束の広大な土地を与えると宣言してくださったのです。ですから、恐れたり、疑ったり、心配したりしないで、ただ「強くありなさい!」「雄々しくありなさい!」「わたしはあなたを豊かに祝福するのですから!」「ただ、弱気にならないで、強く、雄々しくありなさい!」とおっしゃったのです。
主と共に歩む人は、必ず主が助け、強め、守ってくださいます!そして、恵み豊かに祝福を注いでくださるのです!ですから、どんなときでも、弱気にならず、強く、雄々しくある皆さんでありますように主の御名で祝福します。
③律法を守り行え
そして、主はヨシュアに強く、雄々しくあるように命令し、更にもう一つ命令なさいました。
ヨシュア1:7 ただ強く、雄々しくあって、わたしのしもべモーセがあなたに命じたすべての律法を守り行え。これを離れて右にも左にもそれてはならない。それは、あなたが行く所ではどこででも、あなたが栄えるためである。
8 この律法の書を、あなたの口から離さず、昼も夜もそれを口ずさまなければならない。そのうちにしるされているすべてのことを守り行うためである。そうすれば、あなたのすることで繁栄し、また栄えることができるからである。
主はヨシュアに、ただ強く、雄々しくあって、モーセの律法をすべて守り行うように命令されました。『これを離れて右にも左にもそれてはならない。それは、あなたが行く所ではどこででも、あなたが栄えるためである。そのために、モーセの律法を昼も夜も口ずさまなければいけない。それは、そこに記されている律法の全てを守り行うためであって、そうすることによって、あなたのすることは繁栄し、栄えるからである。』御言葉を絶えず黙想し、口ずさむことによって、御言葉を実践するようになります。そして、御言葉の実践をする人を神様が恵み豊かに祝福して栄えさせてくださるのです。
ヨシュア1:8 この律法の書をあなたの口から離すことなく、昼も夜も口ずさみ、そこに書かれていることをすべて忠実に守りなさい。そうすれば、あなたは、その行く先々で栄え、成功する。(新共同)
律法を口ずさみ、それを実践する人は、その行く先々で栄え、成功するのです。
ヨシュア1:8この律法の書をあなたの口から離すことなく、昼も夜もそれを思い、そのうちにしるされていることを、ことごとく守って行わなければならない。そうするならば、あなたの道は栄え、あなたは勝利を得るであろう。(口語訳)
律法を口から離すことなく、絶えず律法を黙想し実践に移す人の道は栄え、その人は勝利をおさめることができるのです。ハレルヤ!ですから、御言葉を口から離さず、絶えずそれを口ずさみ、黙想し、それを実行することが、栄える人生を送る秘訣であるのです。御言葉を口ずさみ、黙想し、それを実践に移すことが、成功する人生を送る秘訣であるのです。そして、御言葉を口ずさみ、黙想し、それを実行することが勝利の人生を送る秘訣であるのであります!ハレルヤ!! 絶えず御言葉を口ずさみ、黙想し、それを実践するために、私たちは聖書を毎日読んで、また聖霊充満でいなければいけません。
ある自動車の若い整備技士が中古車を買いました。そしてその車を自分で一生懸命になって手をかけて、とても格好いい車に変身したのです。それでその若者は、ある日自分で格好良く作り変えた愛車を運転してドライブにでかけました。美しい景色を見ながら川辺のドライブをしばらく楽しんだ彼は、しばらく休憩するために車から降りました。そして、再び車に乗ってエンジンをかけようとしたのですが、エンジンがなかなかかかりません。どこかおかしいのかと思って、車の内部を触ってみましたが、エンジンは全くかかってくれませんでした。そして、何時間も挑戦してみても全然うまくいかなかったところに、一台の車が彼のそばにやってきて止まりました。そして、車から一人の老人が若者の方へとやって来たのです。彼は、その老人に、『たいしたことはありません。私は整備技師なんです。』と言って、車の修理を続けたのですが、エンジンは一向にかかりませんでした。その時、この老人が若者に言いました。『ちょっと私に見させてもらってもいいでしょうか?』若者は、老人の言う通りに車を見させてあげました。車の中を触り始めた老人がしばらくして、若者に言いました。『もう一度エンジンをかけてごらん』若者は疑った表情をして、いぶかしげながらも車に乗りこんで車のキーを回してみました。すると、見事にエンジンがかかり始め、元に戻ったのでした。びっくりした若者が老人に尋ねました。『どうやって直したのですか?』老人は答えました。『私がこの車を作ったヘンリーフォードだよ』
ものを発明した人ほど、それを上手に直せる人はおりません。なぜなら、そのものを発明した人がそれ自身について一番良く周知しているからです。それと同じように、人間を創造された神様が、私たちの人生を一番上手に直してくださるのです。ものを修理するために、取扱説明書がありますように、人間の人生を修正するためにも、神様が作られた説明書があります。それが、聖書であります。聖書は、人間が神様の御心通りに、正しく真実に、幸福に生きることができるように記された、私たちへの使用説明書であるのです。ですから、聖書の御言葉を絶えず口ずさみ、黙想し、それを実践することは、神様の創造された人間が人生で栄え、成功し、勝利をおさめることができるのが当然のことなのです!
詩篇1:1~3 幸いなことよ。悪者のはかりごとに歩まず、罪人の道に立たず、あざける者の座に着かなかった、その人。まことに、その人は主のおしえを喜びとし、昼も夜もその教えを口ずさむ。その人は、水路のそばに植わった木のようだ。時が来ると実がなり、その葉は枯れない。その人は、何をしても栄える。
御言葉を喜んで、昼も夜も口ずさむ人は、御言葉を実践する人となります。ですから、そういう人は水路のそばに植わった木のように、時が来ると実がなるのです。またその葉もかれません。その人は、どんなことをしても豊かに栄えるのであります。ハレルヤ!私たちの人生の祝福のために説明書である聖書を毎日喜んで読んで、黙想し、実践なさって、みなさんのご家庭で、学校で、職場で、どこにいらして何をなさっても、神様から豊かに祝福される皆さんでありますように主の御名によって祝福します。
以上のように、主がヨシュアにおっしゃいましたように、神様は私たちがどんなに辛い環境に置かれていたとしても、私たちを決して見放さしたり、見捨てたりはなさいません。逆に神様は救い主イエス様を信じる人を恵み豊かに祝福してくださります。ですから、いつも強く、雄々しく大胆に進んでいきましょう。そして、聖書の御言葉を口から離さないで、いつも口ずさみ、黙想し、実践して、神様から恵み豊かに祝福され、栄え、成功し、勝利の人生を送ることのできる私たちとなられますように、主イエス・キリストの御名によって祝福してお祈りします。アーメン!